2020年04月04日

潜在意識と対人関係、仕事でダメだしされるのがつらい

【質問】

仕事をしても、いつも失敗ばかり。上司から注意を受けてばかり。
ののしられてしまったこともあり、落ち込みます。
それで仕事をすることが怖くなってしまいました。


【回答】

このような人はどう考えるべきなのでしょうか?
人は、自分の得意な分野を仕事にすることがもっとも大切です。
誰でも、自分にとって得意な分野があります。


掃除が得意であったり、接客が得意であったり、
人の話を上手に聞けたり、何かを上手に説明できたり、それぞれ得意分野があります。


社会において、それぞれの人が自分の得意分野で貢献すれば、
それがお互いの助けあいになります。それが働くことの意味です。
「はた」を「らく」にするから「はたらく」です。


適性のある分野で自分を伸ばすことは重要です。
まず、自分の得意分野、適性を最初に考えてみましょう。
世の中にまったくの無能な人間というのはありえません。


過去を振り返れば、必ず自分の適性、得意なことが見出せます。
それを仕事にすることができないかを考えてみましょう。
そういう分野を探して応募することは社会貢献でもあります。


そして、いったん働き出したら、松尾芭蕉の言った
「われ、無芸無能にしてこの道に通ず」という言葉を
支えにしてみることをおすすめします。


どのような分野においても、
仕事に習熟するには時間が必要な場合もあります。


無芸無能つまり、ほかに何も能力も才能もないけれど、
この道を信じて、ひたすら進んでいくことで、やがて、
できないこともできるようになったという成長の仕方です。


つまり、怒られても、叱られても、注意されても、
それを乗り越えて、成長していく「心の強さ」を持つようにするのです。


それは得意な仕事や好きな仕事であるならば、できるのではないでしょうか。
貧弱な心である限り、心が成熟した人となりえません。
心が成熟すれば、誹謗中傷でも自分の糧として成長できるようになるでしょう。


他者からの評価のために働かず自分を磨くために働く世界観を持つことです。
その心のバネを会得していこうと考えてみてください。


ちょっと注意されたり非難されるとすぐにへこむのは、
本当はプライドが高すぎるということなのかもしれません。
プライドが高すぎるので、人に注意されたくないのかもしれません。


その傲慢な心を捨てて、謙虚に学ぶ人になるなら、成長も加速されるでしょう。
注意されたら、そこから謙虚に学ぶ人であれば、へこんでいるヒマはありません。
落ち込んでいるヒマはありません。


注意されたり、欠点を指摘されたら、
素直にそれを改めていこうという心は大切ではないでしょうか。
謙虚な向上心は、魂の美徳です。そして、仕事とは魂の学びです。


誰でも、得意な分野であれば楽しみながら働けるものです。
自分の得意分野がたとえば、単純な組み立てや、
整理整頓や清掃などの黙々と作業する事だとしたら、


その分野で就職活動すれば成功しやすいはずですし、
人とのコミュニケーションが得意なのであれば、
接客業などの分野で活動することで成功しやすいでしょう。


今は、事情で家にいる人でも、内職やパソコンの仕事もあり、
なんらかの社会貢献ができる時代になってきています。


自分を適材適所に配置すれば、世のために徳が積めるので、
その徳分により幸運がめぐってきて、
理想実現などの喜びが授かって幸せな人生が開けていきます。


自分が幸せになるためには、誰かを幸せにすることです。
仕事で人のためにつくすことで、誰かの幸せに貢献しています。
それがそのまま自分に戻ってくるのです。


仕事に限らず「中途挫折の悪癖」は改めるほうがいいでしょう。
それには信仰心つまり「貫く精神」が不可欠でしょう。
人間は失敗するのが当たり前なのだと悟ることが大切です。


すぐに落ち込む性質の人というのは、
「こうなりたい」⇒「ならなかった」⇒「落ち込む」の繰り返しです。


謙虚で素直な心を持つ人の場合はこうはなりません。
「こうなりたい」⇒「ならなかった」ここまでは同じですがその後が違うのです。


思い通りにならなかった原因を探り、
自分に足りなかったところを見つけようとします。
そこを軌道修正して再チャレンジするのです。


謙虚に学ぶ人であればこうなります。
「誰でも最初は色々間違えるものだ。でもそこから学び取ることで成長するんだ。」
成功できない理由とは、自分の欲する成果と、自分の努力の中身とのズレがあっただけです。


最初からうまく行く人などいないということを悟り、
ズレをあるがままに認めれば良いのです。


認めることができないから「なぜこんなことになるかわからない」と言ってみたり、
「自分にはできない」と感じてしまうのです。


最初からうまくいくのが当たり前だという思い込みがあり、
そうならないから落ち込むのです。これは傲慢で自信過剰といえます。


「うまくいくはずの自分がうまくいかなかった」そう考えるから落ち込むのです。
謙虚で素直な人は、そうは考えません。
「最初からうまくはいかないことも多い」という前提で行動します。


毎日毎日、うまくいく為に軌道修正を繰り返すだけです。
その状態のときに、心は明るく、前向きです。
夢と希望があるので幸福感に満ちています。
posted by 久保征章 at 17:51| 潜在意識

2020年01月13日

他人のあら探しをやめる〜闘争的世界観からの解放

我々は他人を見る時にその悪いところを見てしまうことがあります。
そこに焦点を当てると、その人の悪いところが拡大して見えるため、
ますますその人が悪い人に見えてくるのです。

人生をまるで闘いの場であるかのように捉えてしまうと、
必死で敵のあら探しをしなければならなくなります。

人生に押し寄せてくるいろいろなものに、
負けないように抵抗しなければならない意識になってしまうのです。
本当は人生で何かと闘う必要なんて無いのです。

それでも闘わなければならないとしたら、
それは、「人生とは闘いだ」と信じているからそうなっているだけです。

相手の良いところに目を向けることに意欲的になってみましょう。
相手を敵だと見なすのをやめるのです。

私たちが敵だと見なさない限り、敵は存在しません。
敵だと見なした瞬間から、その人が敵になるのです。
敵を作り出しているのは、私たち自身です。

他人を敵や悪者にしようと無意識に思うと、
誰かが自分を不当に扱い、そのせいで望む結果を
作り出すことができなかったという物語を作り上げ、
他人が悪者であることを証明しようとするのです。

被害者であることを演じていると、それを証明するために
自分をダメにする何かに取り組まなければならず、
それを止めない限り、最終的に自分をダメにしてしまいます。

他人を悪者にしようとするあまり、
誰かや何かに対して、文句や不平や不満を言ってしまうと、
言えば言うほど、人は成功の自信を失います。

実は誰かに文句を言っている時の我々は、
「望むものを手に入れないこと」を潜在意識で選択しているのです。

それを手にする価値が己にあると信じられないので、
文句を言うことでそれが手に入らないようにしているのです。

この傾向がある人は、権威との葛藤を持っています。
上司や権威者が言うことに腹が立ちやすいなどがそうです。

これは、幼児期の父親(父親代わりの権威)との関係が原因で、
この葛藤を癒すには父親や母親に抱いた未解決の感情を
完了させなければなりません。
posted by 久保征章 at 12:20| 潜在意識

2015年02月27日

心のレジリエンスと潜在意識

レジリエンスというのは、
柳の枝のような「しなやかな強靭さ」という意味の言葉です。
単純に「強靭化」と呼ばれることも多いです。


「患者のレジリエンス(回復力)を高めるための
認知行動療法スキル」といった切り口で使われています。


国家の運営でも強靭化(レジリエンス)が大切です。
南海大震災が起こったとき、どう回復するか、
富士山の噴火災害がおきたら、どう回復するか、といった場合、


道路、新幹線などのバイパスを国内に
複数、増やしておく必要があります。


メンタルの分野でいえば、何かショックな出来事や
人生の苦難があったときに、
誰でも一度は落ち込むわけですが、


そこから、どのように回復するかという能力です。
心のバイパスとは、「考え方の工夫(悟り)」です。


レジリエンスが高い人は、早く回復しますし、
落ち込みの度合いも少なくなります。


あらゆるメンタル疾患を治癒させ、また予防し、
メンタルを健全に保つために、
心のレジリエンスを高める必要があります。


そのためには潜在意識の仕組みを理解し、
引き寄せの法則を会得することが大切です。


レジリエンスの議論では、「Xイベント」という言葉が出てきます。
Xイベントというのは、予期せぬ事態、不測の危機のことです。
人生では、ふってわいたような試練がしばしばおこります。


このXイベントをどう乗り越えるのか、
というのが心のレジリエンスの強弱で決まります。


人間には、顕在意識と潜在意識という
二つの意識レベルがあります。


ふだんの自分がいるのが顕在意識です。
表層にある意識であり、意識化できる自分です。


これに対して潜在意識は、無意識の世界です。
ここには、生まれてから今日までのすべての記憶とか
感情とか思考内容が全部そのまま保存されています。


潜在意識は、無意識の働きなので、
私たちの運命を支配しています。


幼い頃に、親に「お前は馬鹿だ」とか
「お前なんか産むんじゃなかった」といわれて育つと、


親から入れられた暗示の言葉が潜在意識に
しっかりと入り込むのでそれに支配されてしまいます。


その結果、「自分にはできない」という思い込み、
「私は生まれてきてはいけなかった→幸せになる資格がない」
という固定観念を持つようになりがちです。


この意識は無意識で作用するので、本人は忘れています。
しかし、人生のさまざまな場面において、その人を支配し、
間違った選択や思考を誘発させて、幸せを阻害していくのです。


その結果、その人の「人生脚本」は「不幸の物語」として、
「レジリエンスの低いシナリオ」が書かれていくので、


幸せになりたいと思っているのにもかかわらず、
なぜだか知らぬ間に、不幸や不運ばかり呼び込むことになるのです。


この潜在意識の働きは、「言葉」で運用されている仕組みです。
したがって、言葉で支配されているのです。
このことに気がつくことが大切です。



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posted by 久保征章 at 21:23| 潜在意識

2013年06月07日

潜在意識は自他の区別がない

【質問】


潜在意識は自他の区別がないために、他人に対して
言った言葉も自分に対して言った言葉と認識する
という部分が理解が出来ません。


例えば他人の不幸を聞いて「いい気味だ」と
そのときほっとした気持ちになったとします。
そう思うことが自分の不幸にどのようにつながるのでしょうか。





【回答】


潜在意識の働きの特性として「主語がない」
ということがあげられます。


自分が幸せになることも他人が幸せになることも、
潜在意識に暗示としては「幸せになる」という
概念として入るのです。


そしてその実現が引き寄せられるということです。
他人の不幸を願うときには、
他人という主語がない状態で潜在意識が受け止めます。


「不幸になる」という概念として、
潜在意識はそれを自分の身に実現しようとします。


人類共通意識の存在、すべての人が潜在意識でつながっている、
ユングの集合的無意識の概念にも関連してくるテーマです。
世界はその意味で閉じているのです。


湯船の中のようなもので、その湯船の中で
湯を手のひらで押し出すと、その湯はすぐに
まわりこんで自分のところに戻ります。


不幸という想念を外に押し出せば、同じ不幸という
ものが自分に戻ってくるのです。


この因果関係は、一生の中で完全に帳尻があわない
ことも多く、生まれ変わり死に変わりの過程で
自分に戻ってくることも多いのです。


これは前世で自分が出した想念が、前世で戻りきらず、
生まれ変わった後で戻ってきたということです。


前世で他人の不幸を願った念(行動の背景)が、
今生の自分の不幸として戻ってくるのです。


想念が現実化することと、因果応報の法則とは、
実は、同じことを言っています。
それは、自分が出した想念が現実化するということなのです。


想念の種類が、愛念(幸せを願う心)であれば幸せが
現象化して戻り、冷酷な心(不幸を願う心)であれば、
不幸が現象化して戻ります。


ここでポイントとなるのは、潜在意識には「主語がない」
ことです。


それゆえ、他者の幸せを願って、それを言動として
行った人には、結局は自分の幸せが実現していくことになります。


自分の幸せをイメージすることは自分を幸せにしますが、
そのとき、誰かの不幸をも念じているのであれば、


それがマイナスエネルギーとしてあなたの幸せの実現を
打ち消すことになります。


心の中で誰かを憎んでいたり、責めていたりしている
ことが多いと、自分の幸せの実現の足を引っ張るのです。
利己的な人間には潜在意識は味方をしません。


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タグ:潜在意識
posted by 久保征章 at 03:30| 潜在意識